SNSを開いた瞬間、目に飛び込んでくるのは——
誰かの成功報告、キラキラした日常、丁寧に整った暮らし✨
「わぁ、すごいな」と思う反面、
心のどこかでこうつぶやいてしまう自分がいました。
「どうして、私はまだここなんだろう。」
私は昔から、人と比べる癖が強いタイプでした。
SNSを見れば、同じように努力している人たちが、次々に結果を出している。
自分なりに頑張っているのに、なぜか取り残されたような気持ちになる——。
正直、そのたびに心がざわついていました。
「自分ももっと頑張らなきゃ」と焦る気持ちと、
「どうせ私なんて」と落ち込む気持ちが、毎日のように入れ替わっていたんです。
そして、気づけばいつも疲れていました。
何もしていなくても、比べるだけで“心が摩耗していた”んです。
でも、行動心理学と脳科学を学んでいく中で気づきました。
「比べてしまう」こと自体は悪いことではない。
むしろ、それは“人間として自然な反応”なんです。
大切なのは、比べることをやめることではなく、比べ方を変えること。
この記事では、私自身の実体験を交えながら、
「比べて苦しむ心」を「比べても成長できる心」に変えるための
3つの習慣をお伝えします🌱
🧠第1章|人はなぜ、比べずにいられないのか?
💬 比較は「脳の標準機能」
心理学では、人が自分を評価するときに必ず他人と比べる現象を
「社会的比較理論」(Social Comparison Theory)と呼びます。
これは社会心理学者レオン・フェスティンガーが1954年に提唱した理論です。
「人は自分を理解するために、他者との比較を行う。」
つまり、比較は“欠点”ではなく“自己理解のプロセス”なんです。
私たちは、自分の立ち位置を知るために他人を鏡のように使っています。
「自分はどのくらいできているのか」「何が足りないのか」
——それを確かめようとするのは、脳にとって自然なことなのです。
💭 比較が苦しみに変わるのは「方向」が違うとき
しかし、この比較には2種類あります👇
| 種類 | 内容 | 心の影響 |
| 🆙 上方比較 | 自分より優れている人を見る | 成長の刺激 or 劣等感 |
| 🫶 下方比較 | 自分より下の人を見る | 安心感 or 優越感 |
問題は、「上方比較」をしたときに、
それを**“刺激”ではなく“自己否定”に変えてしまう**ことです。
「すごいな。自分も頑張ろう」ではなく、
「すごいな。自分はダメだな」と感じてしまう——。
これが続くと、脳は「他人=ストレスの原因」と認識してしまい、
自動的に落ち込みスイッチが入ります。
スタンフォード大学の研究(2019)によると、
SNSを長時間利用する人の63%が「他人の成功を見て自己肯定感が下がる」と回答。
比較によるストレスは、睡眠の質や集中力にも影響を与えることが確認されています。
つまり、比べることそのものよりも、
**「比べたあと、自分にどんな言葉をかけているか」**が大事なのです。
💔第2章|私の実体験:「比較」に疲れ果てていた頃
私は副業でブログを始めた当初、他人の成長スピードに圧倒されていました。
同じ時期に始めた人が「月5万円達成しました!」と投稿しているのを見て、
素直に喜びたいのに、心のどこかで焦りを感じていました。
「どうして自分はまだ結果が出ないんだろう」
「もしかして、センスがないのかもしれない」
そう思うたびに、モチベーションが下がり、
気づけばSNSを見るのが怖くなっていました。
やる気を出そうと頑張っても、心の奥には「比較の疲れ」が残っていて、
どれだけ努力しても、いつも“他人の影”を見ているような気分でした。
正直、その頃は成果どころか、自分を信じる力すら失っていました。
💡転機は、“比較”を「観察」に変えたこと
ある日、『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著)を読んでいて、
「感情を否定せずに観察することが、最も変化を促す」という言葉に出会いました。
それをきっかけに、私は“比べること”をやめるのではなく、
**「自分は今、誰と比べて、どう感じているのか」**を書き出すようにしました。
ノートに書くと、不思議と心が落ち着くんです。
「あぁ、自分は本当は“焦っている”んじゃなくて、“憧れている”んだ」
そんな気づきが増えていきました。
そこから少しずつ、比較が「苦しみ」から「学び」に変わり始めたんです。
🪞第3章|「比べても苦しくならない」3つの習慣
🌱STEP1|比べてしまったら、“今の感情”を書き出す
まずは、比べた瞬間に湧き上がった感情を否定せず、書き出すこと。
たとえば👇
- 「あの人が羨ましい」
- 「焦る」
- 「自分もああなりたい」
書くことで、感情が“思考”に変わります。
心理学では、これを**エモーショナル・ラベリング(感情の言語化)**と呼び、
脳科学的にも“情動の過活動”を鎮める効果があることが分かっています(UCLA研究, 2007)。
感情を「書く=客観化する」ことで、
脳は“これは現実の危険ではない”と判断し、ストレスホルモンを減らします。
👉 比べたときは、自分を責めずに“観察する”。
比べている自分を否定しない。それが第一歩です🌿
💬STEP2|“昨日の自分”と比べる習慣をつくる
比べる相手を「他人」から「昨日の自分」に変える。
これは小さなようでいて、継続の力を根本から変える習慣です。
私は、毎晩ノートにこう書くようにしました👇
- 昨日より早く起きた☀️
- ブログを1段落進めた📝
- SNSを見る前に朝活できた💡
この“わずかな進歩”が、自分の中の「できる感覚」を育ててくれます。
ハーバード大学のテレサ・アマビール教授の研究では、
「人は“進捗感”を感じるだけで幸福度が上がり、モチベーションが持続する」
と明らかになっています📘
つまり、結果よりも**「前に進んでいる」という実感**が、
心を満たすエネルギーになるのです。
👉 今日よりも昨日を少しだけ上回る。
それが「自分軸」を取り戻す最も確実な方法です🌿
🌸STEP3|“応援できる人”を増やす
比べる関係を「競争」から「共創」へ。
心理学では、他人の幸せを一緒に喜べる感情を
**「共感的喜び(empathetic joy)」**と呼びます。
この感情は、幸福ホルモン“オキシトシン”を増やし、
ストレス耐性や人間関係の満足度を高めることが研究で分かっています✨(ハーバード大学, 2015)
私は以前、“うまくいっている人を見ると落ち込む”タイプでしたが、
「その人の努力を見習おう」と意識を切り替えてから、
不思議と心が軽くなりました。
誰かの成功は、自分の失敗の証明ではなく、
「できる人がいる=自分もできる」という希望のサイン。
👉 嫉妬のエネルギーを、“尊敬のエネルギー”に変える。
それだけで、世界の見え方が変わります🌈
🌷第4章|「比べない心」を育てる日常ルール
習慣を続けるために、私が意識している3つの“日常ルール”を紹介します👇
- 朝はSNSを見ない(情報ではなく思考で1日を始める)
- 夜は「できたことリスト」を書く(自己肯定感をリセット)
- 週に1回、“人の良いところ”を言葉にして伝える
これだけで、他人との関係が“比較”から“つながり”に変わります。
他人を敵ではなく、味方にできるようになるんです💫
✨まとめ|比べることをやめなくていい。比べ方を変えよう。
人は誰かと比べる生き物です。
でも、“どう比べるか”は自分で選べます。
比べて落ち込むのではなく、比べて気づき、比べて進む。
それが「比べない人」ではなく、「比べても苦しくならない人」になる道です🌿
今日からできる一歩は——
💫 SNSを閉じて、昨日の自分と3つだけ比べてみてください。
その3つの中に、確かに“成長”があるはずです。
あなたのペースで進むその一歩こそが、誰かの勇気になります。
焦らなくて大丈夫。
あなたの時間は、ちゃんとあなたのリズムで動いています😊
📜 筆者プロフィール
✍️ プロコピーライターとしての経験を活かし、行動心理・思考法・習慣づくりを発信しています。
実体験をもとに「今日から変われるヒント」をお届けします💡
📣 今後の発信予定とご案内
このブログでは今後も、
- 「途中でやめない人」が実践する継続の心理法則
- モチベーションに左右されない行動力の磨き方
- 自分らしく働くための思考習慣
など、日常で使える“行動心理のヒント”をわかりやすくお届けしていきます✍️


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